ビタミンK依存性凝固因子の覚え方(復刻版)
2009.03.15
ビタミンK依存性凝固因子は、よく医師国家試験、医療関係職種の国家試験、内科認定医&専門医試験、血液専門医試験でも良く問われます。
やはり、何らかのゴロ合わせで覚えておいた方が忘れにくいのではないでしょうか。
よく参考書に書かれている覚え方は、肉納豆(にくなっとう:2、9、7、10)です。なかなか良い覚え方かも知れません。しかも、納豆は、ビタミンKが極めて豊富な食べ物としても知られています。ビタミンK依存性凝固因子の覚え方に、納豆が登場するのはなかなかナイスかも知れません。
あるいは、数字の小さい順番(2、7、9、10)に覚える人も多いかも知れません。
しかし、2、9、7、10あるいは2、7、9、10のいずれであっても、この順番にはあまり医学的意味はありません。
どうせ覚えるのであれば、医学的な意味のある覚え方をしたいものです。
管理人は、以下の順番での覚え方を推奨したいと思います。
VII、IX、X、II
この順番は半減期の短い順番です。凝固第VII因子が最も半減期が短く、凝固第II因子(プロトロンビン)の半減期が最も長いです。
何かゴロ合わせがあった方が、覚え易いと思います。
「泣くと、ニ~(7、9、10、2)」と覚えては如何でしょうか。
なお、蛇足ながら、泣くと、二~には、何の意味もありません。単なるゴロ合わせです。