血液内科を選んだ理由と経歴 | Case 4

血液内科を選んだ理由と経歴 | Case 4

2022.11.17

金沢大学 2012年卒

血液内科を選んだ理由

私は、もともと漠然と内科を志望していましたが、大学5年生最初の臨床実習先が血液内科であったことが、血液内科を選んだきっかけだったと思います。自分で骨髄を見て診断し、最適な治療法を選択した結果、患者さんが劇的に改善するという、血液内科診療の特色に魅力を感じました。その後の実習や初期研修で他科も回りましたが、自分がずっと興味をもって勉強し続けられるのは血液内科だと思い入局を決めました。
 
血液内科医としての経歴

卒後臨床研修は小松市民病院と金沢大学附属病院で行い、3年目より金沢大学血液内科に入局し、金沢大学附属病院、石川県立中央病院、市立砺波総合病院、富山県立中央病院でそれぞれ12年ずつ勤務しました。いずれも地域の中核病院であり、造血細胞移植を含む専門的な血液診療のみならず、救急や一般内科の幅広い診療経験を積むことができました。7年目に血液専門医を取得し、8年目は恵寿金沢病院、9年目で金沢大学附属病院に戻り、その年に妊娠・出産しました。まだ産休に入る前に緊急入院、出産となってしまったのですが、医局の先生方にサポートしていただき、助かりました。1年間の育休を頂き、11年目より復職し現在は恵寿金沢病院に勤務しています。
 
学生・研修医の皆さんへ

育児をしながら医師として働くのは大変ですが、医局の先生方と家族のサポートもあり、なんとか両立できています。仕事をしているからこそ子供との時間を大切に思い、子供がいるから仕事を頑張ろうと思えるので、将来結婚や出産を考えておられる学生さんや若い先生方も、迷わず自分の進みたい道を選んでいただければと思います。